胴体の作成を説明します。
胴体側板と胴枠を用意します。
胴体側板に胴枠を接着します。
定規などをあてて、垂直になるように接着してください。
また、接着する前に、胴枠の断面を紙ヤスリでよく削っておいてください。
胴枠の穴の向きに注意してください。メカ積みやリンケージにとって大事です。(写真参照)
胴枠を接着する場所は、基本点線になりますが、主翼と胴体の取り付けに余裕を持たせたい場合は、胴枠を少し点線から離して接着してください。(写真参照)
反対側の胴体側板を接着します。
このとき、全体が綺麗な四角形になるように接着してください。
胴体の後端を接着します。
方眼紙などを使って、できるだけ左右のバランスが整うようにしてください。(多少の誤差は問題ありません。)
コツとしては、機体の前方から後方にかけて中心線を想定し、その中心線上で胴体の後端を接着するとよいです。
胴体側板を水で湿らせると作業がしやすいです。
機首を3枚用意します。
機首の木目をみて、横、縦、横の順に機首を重ね合わせます。
機首を重ねて接着し、紙ヤスリで成型します。(写真参照)
だいたい、10度くらいの角度で角を削るとよいです。削るときは丸みを帯びないように、できるだけ断面がまっすぐになるように削ってください。
50XCタイプのモーターを取り付ける場合は、機首に約12mmの穴をあけます。
モーターの取り付けを確かめておくと尚よいです。
胴体に機首を接着します。
先に胴体を水で湿らせておくと作業がしやすいです。
モーターを取り付ける際のダウンスラスト用に、少し下向きに斜めに接着すると尚よいです。(写真参照)
防火壁を用意します。
防火壁を胴体の内側に接着します。
少しきつめなので、じわりじわりと取り付けてから接着してください。
50XCタイプのモーターを取り付ける場合は、防火壁に約12mmの穴をあけてください。
また、モーターの取り付けを事前に確認しておくと尚よいです。
(参考)ダウンスラスト5度~10度
サイドスラスト3度~8度
機首カバーと前面カバーを用意します。
機首カバーを水でよく湿らせたあと、機首に接着します。
前面カバーを接着します。
接着する前に、前面カバーを水で十分湿らせてください。とくに曲げが必要な工程です。
前面カバーの下辺を斜めに削っておくと、機首と綺麗に接着できます。
まず、上側から接着します。
このとき、紙ヤスリで胴体の接着面を少し斜めに削っておくと、しっかり接着できます。
また、前面カバーを接着する前に何度か胴体に押し付けてみて、隙間なく接着できるかたしかめてから、接着してください。
前面カバーが少し上にはみでるような位置がちょうど良いです。(写真参照)
前面カバーを胴体に接着します。
機首全体を紙ヤスリでサンディングし、形を整えます。
水平尾翼を用意します。
点線に沿って水平尾翼を切り離します。
水平尾翼の縁を紙ヤスリで丸く成型します。
方眼紙などを使って、左右のバランスを整えてから、水平尾翼を胴体に接着します。
水平尾翼の付け根を瞬間接着材で仮止めするとうまくいきます。
また、接着する前に、水平尾翼が胴体に平行になっているか確認してください。
調整するときは、胴体の接合面を紙ヤスリで削ってください。
垂直尾翼を用意します。
垂直尾翼の縁を紙ヤスリで丸く成型します。
垂直尾翼の底辺については、断面が平らになるように、とくに入念に紙ヤスリでサンディングしてください。
定規などをあてて、垂直を確かめたのち、垂直尾翼を水平尾翼に接着します。
主翼を胴体に仮付けします。
このとき、スムーズに付けられるように、主翼と胴体の接合面を紙ヤスリで削ります。
削るとよい個所
・主翼中央の前側と後側
・胴体内側の前部分(キャノピーのでっぱり)
胴枠と胴体カバーを用意します。
胴枠にリンケージ用の穴をあけます。
胴枠を胴体内側に接着します。
先に胴体を水で湿らせて、丸く曲げておおくとうまくいきます。
胴体カバーを用意します。
胴体カバーを水で湿らせて、山型に曲げておきます。
主翼を胴体に仮付けします。
胴体カバーを主翼に隙間なく接するようにしたのち、胴体に取り付けます。
主翼を外したのち、胴体カバーを胴体に接着します。
胴体の角を紙ヤスリでサンディングして形を整えます。
エレベーターとラダーを用意します。
ラダーに補強材を接着したのち、紙ヤスリで成型します。
エレベーターとラダーにカッターで切り口を入れて、ヒンジシートを差し込みます。
エレベーター、ラダーの順番で取り付け、ヒンジシートに少量の瞬間接着材を流し込み、固定します。
ヒンジの隙間は1mm以上をあけたほうが、動きがスムーズになり良いです。
以上で、主翼と胴体ができあがりました。