ここでは、チョイ飛ばしカブへのラジコン装置の搭載を説明します。
尚、前段はブラシモーター、後段はブラシレスモーターの搭載を説明しています。
今回使用する装置です。
モーター GWS50XC ブラシモーター
アンプ 10A ブラシ用
サーボ 3.6gアナログサーボ
受信機 2.4GHz 5gマイクロ受信機
バッテリー 2セル 180mAh
プロペラ GWS EP3030
この設定で、全備重量80g~90gくらいに仕上がると思います。
2セルなのでパワーは十分です。
モーターを搭載します。
尚、アンプとモーターはスペースを省くために直結しています。
モーターを胴体に取り付けます。
チョイ飛ばしカブには、あらかじめGWS50XC用に12mmの穴が機首に設けられています。
機首の穴にモーターを差し込みます。
穴がきつい場合は、棒ヤスリで少し削ります。
モーターを内側から接着材で固定します。
木工用ボンドまたはゴム系のボンドが良いです。振動を吸収する役割もあります。
サーボを胴体に搭載します。
サーボはセロテープまたは両面テープで左右を一組にしておくと作業が楽になります。
幅5mm 長さ50mm程度のバルサ棒材を2本用意し、胴体内の両脇に接着します。
幅7㎜ 長さ35㎜のバルサ棒材を2本用意し、サーボを棒材の中心にネジ止めします。
サーボを胴体内に装着します。
ここでもボンドをおすすめします。
サーボの交換など、簡単に外せるようにです。
エレベーターとラダーにホーンを取り付けます。
固めの木材で写真のようにホーンを自作するか、または市販の小さいものを用意してください。
自作する場合は、先に木材を水で湿らせておくと、割れずにうまく作れます。
ホーンの取り付け位置を決めるために、リンケージのピアノ線を通してみます。
ホーンを差し込む位置にキリで穴をあけます。
ホーンをエレベーターとラダーに瞬間接着材で接着します。
市販のホーンを使う場合は、指定の方法にて固定してください。
ピアノ線をラジオペンチで曲げて、写真のような形にします。
胴体にピアノ線を通します。
サーボにピアノ線を固定します。
エレベーターとラダーホーン側のピアノ線に、マジックで印をつけます。
尚、サーボホーンの取り付け角度ですが、後方に5度ほど、少し回した状態がベストです。
マジックの印に合わせてピアノ線を曲げます。
折り曲げたピアノ線の先端を8mmくらいでカットします。
ピアノ線の先をホーンに差し込みます。
ピアノ線を取り付けたあと、エレベーターとラダーの水平垂直を確認します。
もしずれている場合は、サーボ側のピアノ線の折り曲げで調整します。
プロペラをモーターに取り付けます。
今回は市販のプロペラアダプターを使用します。
プロペラを直接モーターに取り付けることもできますが、かなりの力がかかるため、あまりおすすめできません。
今回は、マグネットを使用して主翼と胴体を固定します。マグネットだと主翼のつけ外しが簡単にできます。
他にも、ゴムとめ、テープとめ、ボンドで接着、などの方法があります。
主翼を取り付けたのち、受信機とバッテリーを搭載します。
バッテリーは機首の内側にマジックテープを貼り、固定します。
以上で塗装とメカの搭載が終わり、飛行できる状態になりました。
全備重量を測ったところ、88.5gでした。
続いて、ブラシレスモーターの搭載を説明します。
今回は重量8.5g 3000KVのブラシレスモーターを使用します。
バッテリーは2セル300mahを使用します。
GWS50XCモーターが12gに対し今回のモーターは軽くなるので、代わりにバッテリーの容量(重さ)を増やします。180mAh→300mAh
尚、サーボ、アンプは同等のものを使います。
ブラシレスモーターを搭載するために、既存の防火壁(モーターマウント)を取り除きます。
機首の穴をヤスリで削って大きくします。
現物合わせで防火壁(モーターマウント)を作成します。強度を持たせるため、木目を変えて3枚貼り付けます。
防火壁はあとで削って調整するので、大き目に作っておきます。
防火壁を仮止めして、中心線をマーキングします。
防火壁を取り出し、中心線からずらした場所にあらたに中心線を書きます。サイドスラスト、ダウンスラストを考慮したものです。
モーターの軸があたらないように、穴をあけたのち、モーターを取り付けます。
サイドスラスト(5度~8度)
ダウンスラスト(7度~10度)の角度になるように、マウントを少しずつ削りながら調整します。
調整が済んだのち、マウントを接着、固定します。
ボンドをおすすめします。
バッテリーを入れやすくするために、胴ワクを少し削ります。
バッテリーを搭載しました。
機体を組み立てて、重量を測りました。
86.7gでした。
ちょうどよい重さです。