ここでは、チョイ飛ばしカブのキットの作り方を説明します。
チョイ飛ばしカブは、バルサ材を使用した木製の手頃な飛行機です。
チョイ飛ばしカブのキットは、あらかじめバルサのパーツがカットされています。
パーツを組み合わせて接着するだけで、綺麗な形のよい機体を作成することができます。
パーツの一部については、水で濡らして曲げる必要があります。
また、各パーツを接着する際は適宜、紙ヤスリで断面をならしてください。
(ならす→平坦にする。紙やすりでパーツを数秒こする。)
用意する道具
・瞬間接着剤
・紙ヤスリ
・カッター
・接着テープ
・ペンチ
・キリ
・プラスドライバー
・霧吹き(あれば尚よい)
では、組み立てを説明します。
・主翼の作成
左右の主翼を準備します。
主翼は点線のあるほうが裏側
点線のないほうが表側になります。
主翼を水で濡らします。
(空きボトルに水を入れて霧吹きにしています。)
主翼の表側(点線のないほう)を濡らしてください。す。
写真のような、そり具合が最適です。
主翼をじわっと手で曲げてください。
急激に曲げると割れてしまいます。
主翼中央リブ(5mm厚)と
主翼中央下面(写真参照)を準備します。
主翼中央下面に主翼中央リブを押し付け、瞬間接着剤を隙間に流し込み、接着します。
このとき、下敷きに写真のようなクリアファイルを敷くと、うまくいきます。(接着材が下にしみこんで、作業机に部品がくっついてしまうことがあるため)
主翼中央リブの向きに注意してください。
(厚みのあるほうが前側)
前側にそろえて接着してください。
接着が完了した時の写真です。
主翼中央部に線を引きます。(概ね写真の位置)
線を引いた後、カンザシを挿入するための窪みを、カッターやピラニアソーで切り欠きます。(切り欠き4.5mm~5.0mm幅)
カンザシ用の部材を3枚用意します。
3枚を綺麗に重ね合わせて、瞬間接着材で接合します。
主翼中央部にカンザシを接合します。
左右のバランスを確認してから、瞬間接着材を流し込んでください。
主翼中央上面を準備します。(写真参照)
主翼中央上面を主翼中央部に接合します。
テープで仮止めしたのち、瞬間接着材を付けると、うまくいきます。このとき、瞬間接着材は前と後ろの二点止めで大丈夫です。(あとで全体を接着する工程があるため)
左右の主翼を準備します。
裏と表、前後の向きに注意してください。(写真参照)
主翼を主翼中央部にくっつけてみます。
このとき、接合部に隙間があるようでしたら、紙ヤスリで主翼断面を削ります。(隙間 0.3mm以内がよい)
主翼と中央部をテープで仮止めします。
裏側から瞬間接着材を流し込み、主翼中央部、主翼、カンザシを接着します。
同じ要領で、反対側の主翼も接合します。
主翼リブを用意します。
主翼裏面の点線にあわせて、主翼リブを接着します。このとき、一気に接着せずに、前側を接着してから、後側を接着、と2回に分けて接着すると、うまくいきます。
主翼リブは、接着したのちに前後を斜めにカットしておくと収まりがよいです。(写真参照)
主翼中央リブ(イワシ)を準備します。
イワシは厚みのあるほうが前側です。
(写真は右向き)
イワシをカンザシの脇に接着します。(写真参照)
主翼フタを用意します。
主翼フタの角を、紙ヤスリで斜めに削ります。(20度~30度が良い)
主翼フタを、カンザシとイワシを覆うように接着します。
以上で、主翼の作成は終わりです。
最後に主翼の縁を紙ヤスリで丸く成型すると、仕上がりと飛行性能がよくなります。
主翼中央部の後ろ側のでっぱりは、胴体と主翼を接合するときに使うので、そのまま残しておいてください。